開発当初の電車は路面軌条の上を1両単独で自走する、出力・速度ともに電気機関車より小規模の車両で、振動・騒音の発生源を床下に装備しているため長距離運転には向かないとされていました。
しかし、技術革新の結果、現在の電車は広範囲で活躍しています。
軌道・軽鉄道用としては、従来の路面電車から進歩して、高速で乗り心地のよい軽快電車が世界各国の都市交通に使用されています。
地下鉄道もすべてが電車で、ゴムタイヤ車輪の車両もあります。
モノレールや新交通システム、トロリーバスといわれる無軌条車も電車の一種になります。
登山用のケーブルカーやロープウェーは、車両自体に動力を有しませんが、電気で運転されるので広義の電車と考えられています。