私鉄は、経営形態と規模により、大手、準大手、中小、交通営団の四つに分類されます。
大手、準大手は大都市圏に路線をもっています。
大手は、東武鉄道、西武鉄道、京成電鉄、京王電鉄、小田急電鉄、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、相模鉄道、名古屋鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、西日本鉄道の15社。
準大手は、新京成電鉄、大阪府都市開発（泉北高速鉄道）、北大阪急行電鉄、神戸高速鉄道、神戸電鉄、山陽電気鉄道の6社。
交通営団は、首都圏の地下鉄を経営する帝都高速度交通営団のことで、国と東京都が出資する特殊法人です。
しかし2004年に民営化されて東京地下鉄株式会社（東京メトロ）となり、日本では営団はなくなりました。
中小はこれら以外の私鉄です。
経営形態や規模とは別に、地域と機能による分類方法もあり大都市高速鉄道、路面電車、地方旅客鉄道、観光鉄道、貨物鉄道に分けられます。
ただし、大都市高速鉄道や地方旅客鉄道でも貨物輸送を、貨物鉄道でも旅客輸送を行っているところもあります。