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構造

車体、台車、動力伝達装置、ブレーキ装置などの機械部分と、主電動機、制御装置、集電装置などの電気部分で構成され、基本的には電気機関車と同じですが、床上の車体部分は乗客、荷物、乗務員用にあて駆動や制御用の機器はほとんど車両の床下に設置する構造になっています。
集電電流は、ほとんどの私鉄とJRの都市域は1500ボルト直流、第三軌条集電の地下鉄と私鉄の一部は600ボルト直流、JRの他の区間には交流と直流があり交直両用電車が使われることが多いです。
制御方式は基本的に電気機関車と同じで、交直流電車も直流回路は直流電車と変わりありません。
先頭車の主幹制御器から各電動車の電動機を総括制御するので、制御回路が少なくてすむよう自動進段装置を備え、構造も比較的簡単になります。
最近では、電子機器による指令・制御装置や冷暖房機器などの旅客サービス装置が加わって、電車の装備は複雑になります。
業務用の無線通信設備を利用した旅客用の列車電話も新幹線や私鉄の特急電車に設備されています。

 

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